
立春の前日は「節分」。
豆まきをして恵方巻を食べ、1年の健康や商売繁盛を願います。
2025年の恵方は「西南西」です。
西南西を向いて、2月2日には恵方巻を丸かぶりしましょう。
食べきるまではしゃべらずに。

恵方巻の起源はさまざまな説が伝えられています。
- 幕末から明治時代初頭のころから大阪・船場(せんば)の商人たちが始めた
- 大阪の花街で芸者たちが遊興として巻き寿司を丸ごと食べた風習が始まり
- 戦国時代の武将が、節分の日に巻き寿司を丸かぶりをして出陣したら戦に勝利したのが発祥
- 江戸時代中期に、漬物入りの巻き寿司を切らずに丸のまま恵方を向いて食べ、縁起をかついだ
などの説がありますが、はっきりしたことはわかりません。
もとは関西だけの風習だったのが、1970年代以降にスーパーマーケットなどによって全国的に広まりました。

今ではいろんな恵方巻が売られていますが、伝統的なものは七福神にあやかった7つの食材を使います。
それぞれ語呂合わせや縁起のよい食材です。
- 海老……腰が曲がったかたちから「健康長寿」
- かんぴょう……細長い形状から「長寿」の象徴
- きゅうり……「九利」の漢字を当てて、「9つの利をもたらす」という語呂合わせ
- 伊達巻……黄色い色を黄金に見立て「財の豊かさ」を願う
- うなぎ……長細い形から「末永い繁栄」や「出世」と、「うなぎ上り」の語呂合わせ
- 桜でんぶ……原料の鯛から「めでたい」の語呂合わせ
- シイタケ煮……山の幸の象徴と、陣笠に似た形から「身を守る」
今では、伝統食材以外を使った恵方巻も人気。
マグロやイカ、とびっこなどを入れた海鮮巻や、お肉を入れた食べごたえのあるもの、ロールケーキ状のスイーツなどが食品売り場を彩ります。
恵方巻はすし飯(酢飯)で作ります。
そのため、硬めで粒が潰れず、さらに色々な具材と相性がいいあっさりした味わいのハナエチゼンやあきたこまちがおすすめです。
すし酢を合わせるので、あらかじめ少し水を減らして硬めに炊くといいでしょう。
すし飯(酢飯)が苦手な人は、ふっくらして甘みのあるコシヒカリがおいしく食べられますよ。

(令和6年産米は売切)
アクセス : 174